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江戸川乱歩の黒蜥蜴のあらすじ「女盗賊と探偵の駆け引き」

日本文学

江戸川乱歩の黒蜥蜴と言えば、美輪明宏さんが演じられた映画が有名だと思います。女怪盗の怪しい雰囲気と美輪さんの放つオーラがピッタリです。

舞台にも主演していた美輪さんにとって、黒蜥蜴は脚本を書かれた三島由紀夫さんとの思い出が詰まった特別な作品だったのだと感じます。

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そんな黒蜥蜴のあらすじとは、一体どんな内容なのでしょう。

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江戸川乱歩の黒蜥蜴のあらすじ

物語は怪しいパーティーのシーンから始まります。

黒蜥蜴の女泥棒

東京の暗黒街の一角で、クリスマスイヴのパーティが催されています。そこでは宝石のみを身にまとった美女が崇められており、左腕には黒い蜥蜴の刺青が入っていました。

そんな彼女のもとに、一人の青年が現れます。彼は雨宮潤一といい、その晩に恋人と恋敵を手に掛けてしまったといいます。

そんな雨宮を庇護すべく、黒蜥蜴の女は彼に山川健一という名を与えて、雨宮が亡くなったように偽装します。そして山川健一となった彼は黒蜥蜴の忠実な下僕となったのでした。

大富豪岩瀬への予告状

黒蜥蜴は大阪の大富豪である「岩瀬庄兵衛」の娘である早苗を誘拐するという予告状を出していました。そして有閑マダムの緑川夫人になりすまして、Kホテルに滞在中の岩瀬に近づきます。

しかし岩瀬は予告状をもとに明智小五郎に依頼をし、早苗の警護に当たらせていたためその誘拐の計画は失敗します。

ところが、大阪にある岩瀬邸で厳重に匿っていたはずの早苗が消えてしまいました。実は部屋の長椅子に仕掛けられていた人間椅子のトリックで連れ去られてしまったのでした。

早苗を返して欲しければ、エジプトの星というダイヤモンドを通天閣に持ってくるようにと告げ、自身が所有する蒸気船で東京へと向かいます。

東京への逃亡の途中で

明智は黒蜥蜴を追跡し、蒸気船の長椅子に潜んでいました。それに気づいた黒蜥蜴は明智に話しかけ、二人は駆け引きを始めます。

しかし我に返った黒蜥蜴によって、長椅子とともに明智は海に投げ込まれてしまいました。

東京湾の地下にあるアジトに着き、そこにある美術品を誇らしげに早苗に披露します。さらに黒蜥蜴のコレクションとして、若い男女の剥製を見せつけました。

そして早苗も、そのコレクションに加えるつもりだと言うのでした。

名探偵明智の勝利

亡くなったと思われた明智でしたが、黒蜥蜴は明智名探偵の勝利という記事が新聞に出ているのを見ます。実は明智は長椅子の中にはおらず、衣装戸棚の中から声を出していたのです。

そして黒蜥蜴の前に現れ、今捕えているのは早苗ではなく別人だと言います。

黒蜥蜴の手下たちが明智に襲いかかりますが、剥製に扮していた警察官に取り押さえられてたちまち逮捕されてしまうのでした。

密室に逃げ込んだ黒蜥蜴でしたが、明智のみを中に入れます。負けを認めた彼女は既に毒を飲んでおり、明智の腕に抱かれながら涙を流すのでした。

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