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江戸川乱歩の怪人二十面相のあらすじ「二十以上の顔を持つ怪盗」

日本文学

怪人二十面相は江戸川乱歩が作り上げた希代の大怪盗です。1936年(昭和11年)に初登場してから数々のシリーズ作品になっており、当時少年向けの雑誌に連載されていたにも関わらず、大人も夢中になって読んでいたという逸話があります。

そんな「怪人二十面相」のあらすじとは、一体どんな内容なのでしょうか。

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江戸川乱歩「怪人二十面相」のあらすじ

物語は「怪人二十面相」の特徴を語る場面から始まります。

二十面相の犯行予告

大怪盗二十面相は、二十の異なる顔を持つ変装名人です。盗みを働く前には必ず予告状を送るということで、新聞を賑わせていました。

そんな彼の次のターゲットは、大実業家の羽柴壮太郎邸にあるロマノフ王家に伝わる宝冠のダイヤモンドでした。

羽柴家では宝冠を守るために、庭に罠をかけて二十面相を待ちます。

そんな中、海外に渡っていた長男の壮一が十年ぶりに帰国しました。しかし、実はそれは壮一に変装した二十面相で、宝冠は奪われさらに次男の壮二も誘拐されてしまいます。

小林少年の奮闘

二十面相は荘司と引き換えに、今度は安阿弥が作ったと言われる観世音像を要求してきます。

そこで壮太郎は明智小五郎に警護を依頼しようとしましたが、明智が不在のために助手の小林芳雄少年が代わりを務めることとなりました。

彼は知恵と運動神経を駆使して、二十面相を捕まえようとしましたが、残念ながら取り逃してしまいます。

そして、次はもっと大きなものを狙うという挑戦状を残して二十面相は逃走していきました。

捕らわれた明智小五郎

続いての二十面相の狙いは、日下部家が所有する美術城と呼ばれる屋敷の全ての絵画でした。

数日前に明智が帰ってきたという情報を新聞で読んでいた日下部は、明智に警護の依頼をしますが、結局絵画は全て盗まれてしまいます。

実はそこにいた明智は二十面相の変装だったのです。明智の帰還を報じた新聞も、二十面相が用意した偽物でした。

ある日、帰還した明智を二十面相の手下が捕え、二十面相の元へ連行します。

名探偵明智小五郎の誘拐を知らせる報道が出た数日後、小林少年のもとに羽柴家の次男壮二が現れます。小林少年の活躍を見て以来、彼を崇拝するようになった壮二は、十人の仲間と少年探偵団を結成し、小林少年を助けるためにやって来たのです。

少年探偵団の活躍

国立博物館の美術品を狙うという予告状が届き、いよいよ犯行予告の当日になりました。気をもんでいた館長の元に、捕われていたはずの明智が姿を現します。

実は二十面相の手下に捕まっていたのは、明智の偽物でした。

そして自分も変装して二十面相の手下に潜り込み、なんと自分の偽者を誘拐する手伝いをしたというのです。信用を得ていた明智は、まんまとアジトから盗まれた美術品たちを取り戻すことに成功しました。

そして、明智はそこにいた館長が実は二十面相であることを暴きます。

あっさり正体がバレた二十面相は警察に逮捕されますが、わずかな隙を見て二十面相は逃げ出そうとします。それを十人がかりで組み伏せたのが、壮二の率いる少年探偵団だったのでした。

感想

この物語で登場した二十面相は、その後もシリーズ化されて何度も乱歩作品に登場します。映画やドラマにもなっているので、見たことがある方も多いでしょう。

ストーリーは各エピソードにおいて、毎回ハラハラドキドキさせられます。展開がめまぐるしく変わっていく理由を江戸川乱歩は、「雑誌連載だからどうしても毎回読者をハラハラさせなければいけない」と語っています。

少年探偵団の活躍に明智と二十面相のスリルある対決は、少年雑誌に掲載されていた作品にもかかわらず、大人もこぞって読んだのも納得の面白さですね。

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